新たな調達は控える

とくに細々とした各種アイテム、あるいは同一ジャンルでそれなりの数量の収納が必要な場合、それらを保管する何らかのアイテムが当然必要です。仮に十分な先行投資が可能な金銭事情であれば、収納予定空間の形状や広さによりジャストフィットなツールの新たな調達も選択肢の1つです。しかし、まずは現在自宅内に存在するツールを応用したり、この機会にいわゆる断捨離を実践して、本当に必要最低限な物だけに絞り込む作業をするのもお薦めです。

収納するために必要不可欠なアイテムの数量と堆積を見極め、同時に確保できる空間の広さが掴めれば、そこから先は三次元パズル的な作業となります。このシチュエーションを事前に整えるのもまた収納術の中で重要なポイントです。多くの方々が作業の途中でコントロールできない状態に陥いる原因の一つとして、着手開始前の環境が整わないまま実践してしまったことが挙げられます。

収納に必要なツールは、八割方以上の作業を終えて一応室内がある程度片付いた状態になってから調達し、必要な箇所へ用いて仕上げる事も可能です。最初に新たな関連アイテムを過剰に揃えてしまう流れは、時に作業に大切なアドリブの幅を狭めてしまい兼ねず、金銭面の浪費リスクなど十分な注意が求められます。